読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Lattice in the Lettuce

The monologue of a scientist.

悪いのはワタミではない 日本人は奴隷である

自民党ワタミ公認が物議を醸し出している。どこを見ても渡邉美樹の殺人紛いの経営手法が云々だの、ブラック企業云々だのと、ワタミや渡邉美樹を叩く内容ばかりでウンザリする。

http://www.mynewsjapan.com/reports/1856

問題は、そこではないはずだ。

辞めない社員こそ問題
私の見解は一言で言えばこうだ。辞めない奴が悪い。ワタミで過労死した女性社員にしても、社会人でありながら、自身の限界すら分からないようなバカは死んで然るべきだと思う。

サービス業で奴隷になるのがうれしくてたまらないから、死んでも構わないから酷使して欲しくて、ワタミに入ったのだろう。

嫌なら入らなければいい。誰も、お願いですからワタミに入ってください、などと頼んでいない。入ってみてから分かったのなら、そこで辞めればいい。なぜ辞めなかったのか?

辞めない理由はただひとつ、ドが付く程のマゾで、渡邉美樹のような怪しいツラの悪人に酷使され使い捨てられるのが望みだったからだ。SMクラブの従業員になれば、さぞや楽しい毎日だっただろう。

自民党本部に抗議しに行った親もバカ過ぎる。自分の娘の状況もわからず、適切なアドバイスも出来ず、挙句の果てに殺してしまってから行き場のない怒りをワタミにぶつけているのか?

悔しいなら福岡あたりでチャカでもなんでも買ってきて復讐すればいい。娘を殺されても泣き寝入り、法に従って清く正しい羊ちゃんのまま。そんな国民性だから渡邉美樹のようなクズは増長する。

なぜ辞めないのか?
私の大学時代の仲間は、全員がIT企業に行き、大手の研究所に配属された奴と、早々にITを見限って他業種に転職した私を除き、残りすべてが鬱病になって退職し入院やら自宅療養を経て、引き篭もったり肉体労働者になったりしている。
とても仲の良かった頭の良い奴が、超大手ITに行ったはいいが、30歳を目前にして鬱病となり、他の病気も併発して半年入院し、今では介護士見習い?になって、痴呆症のジジイが老人ホームのロビーで漏らしたウンコを片付けているそうだ。

とある仲間が鬱病になりかけた頃に、なぜ辞めないのか訊いてみた。「自分にはこれしか出来ないから」と彼は言った。「生まれた時から?」と私は言った。彼は黙っていた。結局彼はそれから1年程で病気が悪化し、自主退職した。

また別の仲間にも訊いた。「他の事考えなくていいから楽なんだよね」と言っていた。そいつもまた、楽だと言った割に3年程で鬱病になった。親の面倒をどうのと言い訳していた奴、再就職先など不景気で存在しないと言い切る奴もいた。

当時30歳にも満たなかった我々が、「ITしか出来ない」「不景気だから再就職不可能」と決めつけるのは愚か極まりない。可能性ならいくらでもあった。彼らになかったのは、自分の能力を天秤にかける才覚と、環境からの自立心であると思う。

本当の問題とは
日本人は自立精神が全くない。自分の力量も知らないし、将来設計も出来ない。何も考えずブラック企業に入って、身体を酷使して病気になったり挙句の果てに死んでみたり。
日本人は体だけ大きいガキである。親や学校や勤め先に依存するだけのガキだ。

そういう依存に慣れきった、他人に頼るだけのガキが社会の大半を占めている事が問題だ。

通常であれば、ワタミのような企業は存在し得ない。日本以外のどの国、中国や韓国でさえも、給料をちょっと安くしただけですぐに多量の退職者が出る。雇用形態の問題ではない。彼らは会社などどうでも良く、自分を第一に考える普通の人間だからである。
ワタミのような悪どい従業員酷使を行えば、立ちどころに倒産するだろう。

なぜ日本では成立してしまうのか?
ワタミは単なる警鐘である。法律云々の問題ではない、日本人の体質的な問題、他者におんぶに抱っこで自分を顧みない国民性こそが問題である。いつまで奴隷でいるつもりなのか?

道はいくらでもある
私は先にも言った通り、元々はITだった。中国がITベンチャーに参入したと聞いた時、単価の下落とそれに伴う就業時間の増大、つまりサビ残を危惧して足を洗った。当時まだ外注先は国内がメインだったが。

そこで私がどんな立場を狙ったかと言うと、中堅製造業の社内SEである。給料が落ちるのは明白で、そこは割り切った。中堅は大手からは転職しやすいし、大手と較べて業務に幅があり、自由が利く。MESの開発も出来るだろう。中小零細ではMES等使わないからIT部門は非常に小さく、業務が煩雑過ぎる。ここらへんはSIに関わった事があればすぐに想像出来る。

次にどんな中堅製造業が良いか。これは大きく分けて二つある。一つは成熟産業であり、もう一つはベンチャーだ。成熟産業はコンペが多数あることがデメリット、ベンチャーは倒産の危険性がある。そこで、中間地点を狙った。

ベンチャーと呼ぶには成熟し過ぎているが、産業となりえない分野だ。なり得ないとはどういう事かと言えば、需要はあるがニッチ過ぎて他社が入り込まない、天井が知れている分野である。全世界合わせた市場が100億〜1兆円に満たず、食い合いをすると共倒れする分野と言い換えてもいい。

そういう分野はたいてい、1〜2社がすべてをガメている、独占してしまっている。分野自体が消滅しない限り、その企業は安泰である。そういう企業の経営陣は、のほほ〜んとしていて、給料も中堅の割には良く公務員並に安定していて、自由な社風を持っているのが一般的だ。人事面も甘く、異業種間転職も容易である。

日本にはこういった会社が1000社くらいあって、地域経済を支えている。大手企業の城下町はともかく、地方都市の大半はこの手のニッチ産業が支えていると言って過言ではない。

http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/monozukuri300sha/

こういったリストに載るような企業だ。中小企業と書いてあるが、内容的に中堅もかなり載っている。中小企業法の範疇にある、つまり大企業ではない企業を日本では中小企業と呼ぶためである。

私は社内SEとして応募し、3社目で採用となり、配属は研究開発部門となって、10年近くが経過した今ではそちらの専門家になった。転職に要した時間は5週間余り。溜まっていた有給+αで失業手当て等貰わなかった。
異業種異職種の転職など、ターゲットを見誤らなければ、いとも簡単という実例だと思っている。