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Lattice in the Lettuce

The monologue of a scientist.

The final countdownとジパング

英語 社会

1週間ほど前の事だが、amazon.comで映画BDを注文した。The final countdown(ファイナルカウントダウン)という1980年の映画で、スーパーキャリアのニミッツが第二次大戦前夜にタイムスリップする話である。
放映当時、もちろん私は生まれていないが、子供の頃TVのロードショーで何度も見て大変好きになった映画の一つである。完全な戦争モノは苦手だがSFは大好きで、STAR TREKTNG以降、TOSは艦長が短気なので嫌い)あたりも大好きである。

BDを探したとき、最初は日本のAmazonで日本語字幕入りのものを探した。それを買おうと思ったら、評価が意外と低いので見てみたところ、なんと音声が2chだというのを知った。せっかく65インチテレビと5.1chがあるのに2chのBDなんか欲しくない。コメントをずっと読んでいると北米版は6.1ch、しかもDTSだというので、米Amazonで注文となった。

もちろん日本語字幕なんて入ってないが、英語字幕出してればだいたい分かるし、日本語字幕と大差ないので、音声や映像がショボい映画はこうして北米版を買うのが常である。まぁ字幕読むまでもなく音声の方がよくわかる!というレベルになりたいなぁとは思うが・・。

余談だがジブリアニメの英語トラックは相当レベルの高い翻訳で、声優もネイティブのようなので必見である。使ってる言葉も汚くないし。

映画の英語

字幕を出さずに見れる映画は、70年代までが限界だ。スローテンポの恋愛映画なら90年代までなんとか。アメリカ映画の場合、これを過ぎたものはスラングや汚い表現があまりに増えすぎて、聞き取れたとしても意味が分からない。字幕出しても現代英語はあんまり分からないくらいスラングだらけだ。
もちろん、それ以前の映画にもそれなりにスラングは(bucksとか)含まれるのだが、それが分からずとも前後の流れで全体像はなんとなく掴める。

汚い表現を年代別に見てみると面白い。現代だと、何か嫌な事が起きたときに決まってFuckin!Fuckin!(gは発音しない)と言う。「バカ」の表現もmoron!である。
The final countdownの世代だと、fuckinではなくhell!hell!と言う。バカの表現はidiotとか。これより遡ると、60年代くらいではdamnとかgoddamnとか。拳銃を指す隠語がパチンコ→ハジキ→チャカと変わっていくような感じである。

ジパング

さて、お題の片割れのジパングは、かわぐちかいじの漫画・アニメで、The final countdownと同じように、軍艦タイムスリップものである。こちらは自衛隊イージス艦が第二次大戦真っ最中に行って、ドーントレスをシースパローで撃墜したりする。ゼロ戦F-14で撃墜された仕返しかな、とか思ったり。戦国自衛隊のようなクズ映画と違って、さすがは日本の誇る漫画・アニメだけあってクオリティもシナリオも良い。

が、私はあんまり好きではない。見ていてまどろっこしい。かわぐちは、平和ボケし過ぎた日本人を描こうとしているのだろうが、それにしても、ここまでボケてて大丈夫なのかな自衛隊って、と思えてしまうくらいのボケ方である。

嫌々ながらしょうがなくドーントレスを撃ち落とす自衛隊と、大喜びでゼロ戦を撃ち落としてる米海軍の違いが、この2作には描かれている。

私は米海軍の方が遥かに潔いと思う。私が「みらい」の艦長なら、無警告で攻撃機発艦前のワスプを撃沈するし、ガダルカナルに上陸したヴァンデクリフト少将も大和の餌食にさせるだろう。戦争とはそういうものだし、軍人ごときが政治観を持ってやるものではない。そういう意味では、博士の異常な愛情のリッパー将軍は好きだ。

ちなみに紺碧の艦隊シリーズは科学史や物理的現象を無視(作者が知らないだけだとは思うが)してるので大嫌い。沈黙の艦隊も同様。