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Lattice in the Lettuce

The monologue of a scientist.

国内最大級の廃墟 新井スキー場の今

新井スキー場跡のレポート。

新井スキー場・ARAIマウンテン&スパは国内屈指のリゾート施設としてバブル期にソニー御曹司の出資で新潟県妙高市に作られたものだが、約8年ほど前に倒産、現在は国内屈指の廃墟と化している。

面積的には同じく新潟県新潟市にあるロシア村や、北海道帯広市グリュック王国奈良ドリームランドにも劣らない巨大廃墟である。ロシア村はDQNとホームレスによって徹底的に破壊されたが、グリュック王国とこの新井スキー場は有志による管理の良さも相まって、かなり綺麗な状態で残っている。

ググっても内部侵入は確認出来ていない。実物を見てもDQNが入った痕跡は少々、いずれも封鎖されていて管理の良さが伺える。

今回は敷地内には立ち入らず、DJI Phantom2で空撮してみた。立ち入り禁止とはあるが上空にヘリ飛ばすなとは書いていない・・・という理屈で、廃墟マニアの方にはぜひ、ラジコンヘリ空撮をおすすめしたい。


写真手前のくの字の建物はInn at Araiというホテル。その上にある2つは、右手がThe Lodge、左がThe Clubというホテルで、合計3つのホテルが存在する。Inn at Araiはオールシーズン用のホテルで、残る2つは冬季用。The Clubの左手にあるのがゴンドラハウス。ホテルから直通で上に行けた。左手前はセミナーハウスで、そこからホテル側へ向かう通路に4つのレストランがある。レストランは他にも点在し、カフェなども含め合計15もあった。

ちなみに料金はClubが一番高く、Lodgeはガクっと半額程度に落ち、それより安いのがInn at Araiだった。Clubは内装が凄まじく良く、ついでに地ビール飲み放題のおまけもあった。


Inn at Araiのスパ&プール上空。さほど荒れている感はない。


高度を落としてホテル入り口、こちらも建物の状態は良さそう。


ゴンドラとその横のThe Club。屋根が多少赤茶けている程度。


ぐるっと回ってInn at Araiの裏手。


セミナーハウス。多少雪にやられてる感あり。


先ほど奥に見えていたThe Lodgeの裏手。左中央の三角屋根の下にロビーがある。左奥に見えるのはエステとスパが入ってた建物で、確か館内すべてバスローブで歩けた。

ちなみに、Lodgeの1階部分はロビーだが、Clubの1階部分は重役向けの駐車場と事務所がある。手前にあるシャッターがその入り口で、パスコード入力でゲートが開くという、当時としては最先端のシステムだった。

ゲートの左にあるのは資材搬入口で、4トントラックが2台くらい入れるサイズ。これは内部も同じで、軽トラがらくらく通れる地下通路がInn at Araiの真下に貫通している。
LodgeとClubは地上から見た限りでも接続されていて問題ないが、Inn at Araiは地上部では孤立しているため、非常時の連絡経路としても必要だったのだろうが、それにしても凄い設備だ。地下部の消化設備は炭酸ガスだし、傾斜地を利用した排水機構を用いて電力いらずで排水出来る構造となっており、いかに金かけて作ったか良くわかる。おかげで閉鎖後8年も経過してるのに、水没している区画はほとんどないそうだ。

建造物は一般に、水没区画が多いと湿気が停滞するため、とくに電装系の基幹をやられて再開が困難になる。排水ポンプを止めて1年も放置した建物のライフラインは錆びて使い物にならなくなる。水没が少ないのなら、技術的な面での再開は容易いのではないか。

ちなみに、建物の全景を眺めるだけなら真横を通過する林道があるので、いくらでも見れる。

内部の写真はこちら
http://d.hatena.ne.jp/lettuce_chan/20141108/1415420647