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Lattice in the Lettuce

The monologue of a scientist.

キャブコン トレーラー 費用比較

キャンピングカーを買おうとしてショップに行くと、費用の安さならトレーラーが圧倒的、と言われるケースが結構ある。が、本当だろうか。
確かにトレーラーには、法定諸経費が安い・任意保険料が不要・本体価格も自走式に比べ半額以下といった、一見すると安価に収まりそうな宣伝文句が並ぶ。私はそこに注目してトレーラーを買った一人だが、トレーラーの様々な不便さを考えると自走式の方が良かったのでは・・・と思い始めた。

もし自走式(キャブコン)に乗り換えたら、どのくらいの費用差が出るのか、計算してみた。

バンコンはミニバンの費用と大差ないので、下記の計算内容の範疇に入る。つまり、普段使いに用いれるサイズのバンコンとトレーラーを買うという手もあるということになる。そのため、ここではあくまでキャブコンとトレーラーを比較基準とする。

取得費用

まずは、取得費用を考えてみよう。ここでは、牽引免許不要な6mサイズのトレーラー、(アドリア390DS、218万円)を、ミニバン(アルファード240X 308万円)で引っ張った場合と、一般的な5mクラスのキャブコン(マックレーデイブレイク ホリデイ550万円)+普段乗りとして軽自動車(ホンダN-WGN 120万円)を持った場合を比較する。

ミニバン・キャブコン共に、かなり安めのモデルを選択している。実際には両方とも、+100万程度はするだろう。

すべて新車で買った場合を考え、キャブコンとトレーラーで共通するオプション類(オーニング・ソーラー・エアコン等)は含まず、標準仕様で考えていく。
ミニバンは敢えて通常のガソリン車を選んだ。ハイブリッドは取得費用が高く、牽引では故障率も上がると考えられるため敬遠、ディーゼルはミニバンでの種類が少ないため敬遠する。

結果、キャブコン+軽自動車は705万円、ミニバン+トレーラーは585万円程度となり、120万円程度、キャブコンの方が高い事になる。

維持費

次に維持費だ。法定諸経費と任意保険料、及び燃料費だけを考えてみる。任意保険は車両保険を含まない。年齢35歳以下不担保で一般的な国内の保険会社での金額で見てみる。また燃料費はミニバンを10km/L、軽自動車を25km/Lとして、165円/Lで計算した。

結果、キャブコン+軽自動車が28.2万円、ミニバン+トレーラーが31.5万円と、トレーラーの方が高くなっている。これはガソリンのコストによる部分が大きい。昨今の値上がりを考えると、任意保険料の安さなどよりもこちらの方が比重的に大きくなってしまう。

実用

さらに、実際旅行にいった場合のコストが次の通りである。
例として、年間1回北海道へフェリーで旅行、さらに青森へ高速を使って3往復したケースを考える。フェリーで小樽、及び自走で青森までの料金差を比較するため、出発地はフェリーターミナルのある新潟を基準とする。また新日本海フェリーを選ぶ理由は、トレーラーに対して明確な料金設定がWebに書かれているためである。

この場合、キャブコンは19万少々、ミニバン+トレーラーは32万少々と、13万円近い差額が生じる。これは、トレーラーを引いた時の燃費の悪化(一般的にキャブコンより悪くなる)、車種が中型扱いになってしまい高速道の割引が使えなくなる、全長が伸びるためフェリー代金が高くなるといった問題に起因する。

考察

まとめると、キャブコンは、ミニバン+トレーラーを買う場合に比べ、普段乗りを軽自動車にした場合、取得費用は120万円程度高くなり、維持費は年間16万円程度安くなる、ということになる。

こういった点を考えてみると、トレーラーのメリットはかなり限定化することになるだろう。
・ あまり長距離の旅行はしない、近場で済ませる事が多い。
・ 乗る回数が少ない、常置して別荘代わりに使う。
・ 普段乗りでミニバンクラスが必ず必要、軽やコンパクトカーではダメ。
という場合には、コスト面でうってつけと言えるだろう。

逆に、
・ 年間5回以上、長距離旅行に行く。
・ フェリーや高速道をよく使う。
・ 普段乗りは軽やコンパクトカーで十分。
というのであれば、トレーラーよりもキャブコン買った方が安くついてしまう可能性も十分ある。

結論

用途に合わせて最適なパターンを選ぶのが得策だろう。
俺は年間5回以上行くぞ!と思っていても、実際には行かなかったり行けなかったり、コンパクトカーは手狭だしキャンカー以外での長距離旅行もありうる・・などとなってくると、やはりトレーラーの方がいいんじゃないかと思えてくる。