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Lattice in the Lettuce

The monologue of a scientist.

バンテックTerra500を見かけた

キャンプ

つい先日、往時の名車(迷車かもしれない)バンテックのTerra500を見かけた。キャブコンである。設計は20年以上前なのでほとんど中古市場にも出回っていないが、見かけたTerraは新品同様。塗り直しかとも一瞬思ったが、リアキャリアのサビや腐食の仕方などから見て、車庫保管してほとんど乗ってなかった物に思えた。

このTerra500・・・というかこの年代のキャブコンは、高機能化の過渡期くらいのクルマで、今考えるとなんとも不格好なクルマである。

高床ナローシャーシワイドボディ

小型トラックのシャーシには、用途に応じていろいろな種類がある。

小型商用トラックの多くはジャストローとかフラットローとか呼ばれる低床式である。後輪を前輪よりも小さくして、荷室を全面フラットにする(タイヤハウスが荷室内に突き出さない)という構造で、低重心にもしやすいため、大抵のキャブコンは低床式のシャーシを使う。

ちなみに、シングルタイヤのものをシングルジャストロー、ダブルタイヤは単にジャストローと呼ばれる。キャブコンはだいたいダブルタイヤだ。

ただ、低床式は最低地上高が低く一般に走破性が悪いので、砂利トラには向かない。なのでそういった用途には高床式という、昔ながらのトラックが使われる。

キャブコンでも走破性を高めたい(雪道とかバンバン走るぞ)人向けに、高床式を使う場合がある。が、キャブコンの多くは居住性を良くするためキャビンがワイド幅になるため、高床式のシャーシでもワイドシャーシ(ワイドボディ)を選び、極力安定性も維持しようとされる。4トン以上のデカいベース車でも、高床が使われているものを目にする。

が、Terra500やこの世代のキャブコンはなんでか知らないが、ワイドではない高床式のシャーシを使っている。もちろんシングルタイヤだ。キャビンはワイドなのでフェンダーというかタイヤハウスがかなり奥に引っ込んでいる。おかげで室内レイアウトが固定化されてたり、床下をあまり利用しない設計で重心が高くなっていたりして、横風に煽られたら一発でコケそうな、なんとも不格好なクルマになってしまっている。

ベース車は3Lディーゼルなので加速は悪くなく、スピードも結構出る。今の世代のキャブコンなんかよりずっとハイパワーなので、結構かっ飛ばしてたりする。後ろに付いた車からは、猫板渡してキャベツ満載の軽トラが前に居るような気分になり、結構怖い気がするが・・。