Lattice in the Lettuce

The monologue of a scientist.

日本人がトランプを嫌う理由

トランプが当選した一番の理由は、先にも述べたように、彼が突出した右翼ナショナリストであり、グローバリゼーションに異を唱える立場であるためだ。

彼はネオコンとのアカウントがなく、石油メジャーを背景とした財閥と無関係であるために、ウォール街に渦巻く左翼思想に至らなかった。そのためリベラルなインテリ層に敵対され大々的なバッシングを受けた。トランプが過激思想の権化だと触れ回ったのは、左翼思想をグローバリズムという都合の良い言葉に置き換えていた現代アメリカの闇の部分だと断じても良い。

そしてその事は、日本人の大多数がトランプを嫌い、畏怖恐怖する理由ともなっている。これについて少々述べてみたい。

グローバリゼーションとは?

まず最初に、グローバリズム、グローバリゼーションとは何なのか、という事に触れたい。グローバリズムはユダヤ思想自体といっても良く、その顕著な例はマルクス原理主義である。簡単に言うなら、ユダヤが迫害の歴史から生じさせた、国に帰属せず財産を重んじるという姿勢が共産主義主張を生み、それが蔓延していった結果としてグローバリズムが存在する。

国際共産主義運動の中でレーニンは敗戦革命論を唱えたが、これは手っ取り早く言えば、世界のあちこちで戦争を誘発させて疲弊させ、プロレタリアート革命を起こして世界共産化を推し進めようとするものだ。日露戦争に負けたために成功したとも言えるロシア革命を逆手に取る手法である。通説によれば、ユダヤは長年に渡るポグロムに対し復讐心を燃やし、日本に戦費を貸し出すと共にロシア帝国の滅亡を画策したという。マルクス・レーニン主義はそれに都合の良い建前であったとする陰謀論もあるが、これについては本題と違うため割愛する。

アメリカの共産主義

レーニンの死後を継いだスターリンナショナリストであったために、一国社会主義を提唱してマルクス原理主義を大幅に修正したものの、すでに成立しつつあったナチズム・ファシズム、及び勢力を拡大し続ける日本への対抗措置としてアメリカに近づく事となる。

これに呼応したのがアメリカ内のユダヤ財閥、そしてグローバリストであったルーズベルトである。ソ連との国交を樹立すると共に共産主義に傾倒していった。当時ルーズベルトは日本を殲滅してしまおうと考えていたが、その理由として納得行くものの一つに、日本のナショナリズムが存在する。仮にルーズベルトが終戦まで生きていたなら、日本という国は消滅していた可能性がある。

ただ、アメリカの共産主義スターリン主義ではなく、あくまでも資本主義をベースとした上に成り立つ共産主義であり、内容としてはマルクス原理主義あるいは国際共産主義に近い概念、つまりユダヤ思想であった。レーニンは革命のために世界のあちこちで戦争を起こそうとしたが、アメリカ(ユダヤ財閥)は金儲けのために起こそうとした、この違いはある。まぁ共産主義の手法を用いた資本主義とでも呼ぼうか。

現代で言うところの共産主義スターリン主義の事であり、マルクス・レーニン主義あるいはトロツキズム共産主義の左派と見做す形になっているものの、その系譜はアメリカの中に息づいているといえる。

大戦後のアメリカではマッカーシズムによって、ルーズベルトの側近であったスターリン主義共産主義者の多くは政界を追われる事になるが、財界に巣食うアシュケナージは無傷であり、戦後アメリカの推進力となる。これが後にネオコンと呼ばれるようになるったわけだ。

このように、アメリカの系譜は共産主義と密接に関わり、その根源となる概念はユダヤ思想である。海岸沿いにお住まいのインテリ層は、多かれ少なかれリベラルな左翼なのだ。

左翼一辺倒に染まった日本

日本は少なくとも第二次大戦前まではナショナリズムが支配的な国家であった。大きく変わったのはアメリカによる戦後処理の影響である。

当時のアメリカは日本をファシズム国家と認知する一方で、一国社会主義に染まりやすいとも考えていた。そこでアメリカが日本に押し付けた観念は、ナショナリズムによって戦争が生まれる、それを予防するためにグローバルな視点を持ちなさい、といった、ユダヤ思想に都合の良い革命論だった。しかし何ということはない、これはレーニンの敗戦革命そのものではないか。

こうした思想誘導が功を奏し、日本はすっかりアメリカ主導の左翼思想に染まりきった。日本が、唯一成功した社会主義国だなどと揶揄されるのは、そのためである。

グローバリゼーションが三度の飯よりも好きなアメポチ安倍晋三は、アメリカ式左翼思想の尖兵である。自民党もアメリカ式左翼、共産党はどっちかと言えばスターリン主義だろうか。本来左翼思想と対峙するのは保守のナショナリズムだが、日本にはそういった勢力は存在していない。

だからこそ、日本人はトランプのような、右翼ナショナリストを扱いかねる。

トランプ政治

アメリカ大統領は、個人の権限で行政と軍部を扱える。条約等の外交には上院の決議が必要なため、すぐには動かないと予想する向きもあるだろうが、軍部は別だ。

トランプの支持母体となっているのは、グローバリズムの安全保障政策においてネオコンに煮え湯を飲まされ続けてきた軍部なのだ。トランプが財界出身でも軍出身でもない事から、就任後のパイプ作りに苦労するだろうと予測するのは甘いと言える。

私は、隠れトランプ支持者の大多数は、軍部に関係する者だったのではないかと考えている。だとすれば、特に安全保障政策に関して、なおかつ石油メジャーに打撃を与えにくい極東方面については、早期に動く可能性が高い。

左翼国家日本がこの先どうなるのか、非常に楽しみである。