Lattice in the Lettuce

The monologue of a scientist.

カチカチ山 登場人物の量刑を考える

鬼灯の冷徹を見ていて、ふと考え込んだ。童話のカチカチ山に登場する各人物の量刑はどの程度が相応しいか、である。以前どこかの小学生たちが、ウサギに懲役9年を判決したそうだが、これは少々温情的過ぎる判決と思われる。

カチカチ山のお話

いたずらタヌキを殺害目的でババアが拘束。逃げ出したタヌキにより逆にババアが殺され、ジジイはババアの死体を食わせられる。怒り狂ったジジイがウサギにタヌキ殺害を依頼。ウサギは猟奇的手法によりタヌキに苦痛を与えた末に殺害。

と、こんなお話。とりあえずここでは、ウサギやタヌキを動物ではなく、そういう固有名詞の人物として扱ってみる。

ババアの罪

タヌキと話し合いによる解決を模索せず一方的に恨みを募らせた挙句、殺害しようと逮捕監禁した。タヌキのイタズラによって精神的に追い詰められていたとも言えるが、殺害後に死体損壊(たぬき汁にしようとしていた)を模索していた事などから計画性が伺われ、情状酌量は困難。懲役5年程度の実刑が妥当だが既に死亡しているため不起訴とする。

タヌキの罪

ババアにより逮捕監禁され生命を脅かされる状態にあった。逃げ出した後、ババアを殺害した事は過剰防衛に当たると推察。殺したババアをババア汁にした事は死体損壊に当たる。また、ジジイにババア汁を食わせた事はジジイの精神的ダメージを考慮すれば傷害罪に当たる。これらの事案により懲役3ないし5年の実刑が妥当だが、既に死亡しているため不起訴とする。

ジジイの罪

タヌキにより伴侶を殺害された挙句、その死体を食わせられた事は哀切の極みである。しかしその後、ウサギにタヌキの殺害を依頼し遂行させた事は殺人教唆に当たる。またウサギが猟奇的な殺人手法を好む事を熟知していた可能性が高く、非道と考えざるを得ない。状況を鑑みても懲役8年程度は免れない。

ウサギの罪

ジジイの依頼によってタヌキの殺害を計画遂行。さらにはタヌキの背中を焼く、傷口に辛子味噌を塗り込む、泥船に乗せ沈みゆく様を笑いながら楽しむ、など猟奇的な蛮行によってタヌキに著しい肉体的精神的苦痛を与えた事は、ウサギの皮を被った鬼と表現する他ない。また、自らは何らタヌキによる被害を受けていないにも関わらず、他者の依頼をもとに卑劣な犯行に及んだ事などを鑑み、極刑を以って望む以外にない。死刑が妥当である。

まとめ

ババア懲役5年。タヌキ懲役3〜5年。ジジイ懲役8年。ウサギ死刑。