Lattice in the Lettuce

The monologue of a scientist.

帰還困難区域に行こう!福島第一原発周辺観光のススメ

ここ10年来、月に1回程度、どこかに観光旅行に行っている。出張を金曜に当てて土日観光してくるパターンを除いて、概ね月に1回は純粋に観光目的の旅に出ている。
さて、10日程度の連休となる盆暮GWは海外や北海道沖縄あたりを目安にするが、土日に祝日や有休という3日程度の休みによく行くのが、福島第一原発事故の件の、帰還困難区域周辺だ。日本でありながら、日本ではあまり見られないモノが見れる。

誰もいない空間

帰還困難区域周辺で見れるもの、それは「誰もいない空間」だ。

避難指示区域のうち、一般人の立ち入りが出来ない場所が帰還困難区域だが、その周辺にある居住制限区域と避難指示解除準備区域の二つは、いくつかの制限(宿泊出来ないとか)があるものの、基本的に誰でも入れる、というか、普通にクルマその他でノコノコ行ける。誰に呼び止められる事もなく、ゲートのようなものもなく、明確な区切りもよく分からずに入る事が出来る。
その中でも特に、帰還困難区域に隣接するエリアには、独特の雰囲気がある。




ここは福島第一原発の北側方向、双葉町で唯一、避難指示解除準備区域に指定されているエリアだ。
どこにでもある、何の変哲もない農村の道路に突如として現れるバリケード。そして、誰も居ない広大な空間。家はあるが、生活感がまったくない。クルマも停まっていない。

日本の、おおよそどこに行っても必ずあるものが、ここにはない。北海道の寒村でも、山奥の限界集落でも、平日の登山道ですら人の気配は必ずあるものだが、それがないのだ。

この空間に居ると、言葉を失う。何か言いたくても、言葉にならなくなる。私は当事者ではないし、原発についてどのようなイデオロギーも意見も持ち合わせて居ない事が、余計そうさせるのかもしれない。

行くなら土日祭日がおすすめ

平日に行くと、除染の作業員・トラック・バス(作業員の送迎)がわんさか居て、まったく落ち着かない。そっちを見学したいならともかく、空間自体を体験してきたいのなら、休日に行くのをおすすめする。

食事とかは?

国道6号沿いであれば、10分も走れば開いているコンビニがある。宿泊施設(ホテル等)も相馬や南相馬に行けばある。クルマはいわき市あたりでレンタカーを借りてもいい。そういったものは、まったく問題ないと思う。