Lattice in the Lettuce

The monologue of a scientist.

選定療養費というふざけた制度

少し前、アウトドアスポーツ中に右膝の半月板を痛めてしまって、総合病院で治療した。このとき、選定療養費を嫌ったため、まずは近所の開業医に行ってみたのだが、まったくの無駄足だった。

選定療養費という制度

これは、総合病院は高度な治療のみに使われるべきであり、日常生活でのちょっとした治療には個人院を使え、という厚生労働省の馬鹿が作った制度だ。この制度のバカな点は、「患者は自分では病状の予見など出来ず、診断に必要な装置も知らない」、という前提に立っているところにある。

バカな開業医のバカな診断

近所の開業医に行ってみた。まず、右膝が安静状態では痛くなく、立って体重をかけても痛みはない事を伝えた。次に屈伸したり撚ると痛い事、内側からぶつけており、ぶつけた箇所に若干内出血が見られる事、受傷後すぐに高熱が出た事などを伝えた。
全体的に腫れも浮腫みもなく、関節の内側にほんの少し内出血が見られるだけである。
ここでバカ医者はすかさず、まずレントゲンを、と言い出した。まぁこれはしょうがないだろう。もちろん結果はなんともなかった。レントゲンで何も分からない事は折り込み済みだ。

その後適当に触診して、次のように言い出した。

靭帯の断裂かもしれませんね。サポーターを付けてみましょう。1週間くらい湿布を貼って様子を見て、痛みが続くようならまた来てください。

あまりにもバカな想像なので、ガツンと否定してやった。

内側の靭帯断裂は、反対の外側から力が掛かった場合に、内側靭帯が強烈に引っ張られて断裂するというメカニズムである。それなら外側に内出血痕がないとおかしい。内出血痕があるのは内側の関節部なのだ。それなら外側靭帯がおかしくなるだろう。加えて、靭帯損傷だったら靭帯全体、どこを叩いても痛いはずである。関節部の靭帯だけが痛むなどということはありえない。

もちろん、バカ医者はブッス~~~っとしていた。私は続けて、

仮に靭帯だったとしてもMRIがないと診断出来ません。ここにはないので総合病院への紹介状を書いてください。最寄りは○○病院です、整形外科の明日の担当医は誰々です。

結局、紹介状を貰うだけで、湿布やら飲み薬も合わせて7000円ほど使った。有休も1日無駄にした。まったく無意味なカネと時間である。翌日総合病院で下った診断は私の予見通り、内側半月板の損傷である。

選定療養費がなければ、最初から総合病院に行った

靭帯にせよ、半月板にせよ、断定的にはMRIで見て初めて言えることだ。つまりMRIがない個人院など、行っても無意味なのだ。
選定療養費のせいで、その無意味な行為を押し付けられる。無駄な時間とカネを使わなければいけない。

選定療養費という制度を作り出させたのは、個人でテメエの病状を何も予見出来ないようなバカ情弱が総合病院の業務を圧迫しすぎたせいだ。私のようにある程度、少なくともMRIも持ってない程度の個人院のバカ医者を凌駕出来る程度には医学知識を溜め込んでいる人間にとっては、邪魔な制度でしかない。

大都会なら、近くに運良くMRIを持つ個人院があるかもしれない。しかしここは政令都市とはいえ田舎である。厚労省のバカには、もっとマシな制度を考えろと言いたい。