Lattice in the Lettuce

The monologue of a scientist.

VHX-7000のレビュー

先日、レビューしてみようと書いたまま放置してた、KEYENCEの新製品VHX-7000マイクロスコープについてレビューしてみる。VHX-7000は導入台数によるスケールメリットを考えない1台あたりの価格で、100mmステージXYZ電動・鏡筒電動、ハイレゾリューションヘッドで20~6000倍まで可能なフル構成レンズ(4本)にした場合、1100万円強と強気の設定である。
今回は、この強気構成での性能をレビューしてみたい。

観察機能

ステージ

試料を乗せるステージは、VHX-5000までと異なって、VHX-6000同様それ自体にAC100Vが供給される構造となっている。また扱いはVHX-6000ともさらに異なり、これまでのKEYENCEのマイクロスコープよりも、普通の光顕(ニコンオリンパス等の)と同じような使い方になっており、VHX-6000等以前の製品と大幅に異なる。

以前のVHX-6000などでは、レンズを上げるかステージを下げるかして、レンズとステージに十分な距離を設け、サンプルをセットするという方法だった。

VHX-7000でサンプルを載せるときは、倍率が一番低い対物レンズに切り替え(手動では切り替えられず、コントローラのノブを最低倍率にする事で、電動で切り替わる)、次いでサンプルを載せたら観察システム右側にあるノブを回してレンズに近づける、という扱い方になる。
このノブは一見すると手動ノブのように思えるが、内部的にはフル電動となっているため、電気的なスイッチでしかない。本体電源がオフの状態でも動くものの、背面にある主電源を落とすと動かない。

ステージ上はサイドカメラによって常にモニタされており、サンプルとレンズが衝突する事はない。いくらノブを回しても、接触しそうな距離になると、それ以上行かなくなる。この方式は、とてもユーザフレンドリーなシステムである。力任せにノブを回してギアを破損するトラブルも防げるだろう。

また、ステージ内部に透過光用のLEDが内蔵されているのはVHX-5000以降にあるシステムだ。透過照明を使う際には円盤状の板(プラスチック製)を外して、ガラス板に切り替える。

オートフォーカス

オートフォーカスが実用になったのはVHX-5000の頃だが、本機のオートフォーカスも十分実用になる。倍率変更はコントローラのノブもしくは画面上の一覧から選ぶが、変更直後にオートフォーカスされるので手間がない。校正スケールのような見やすい物はもとより、表面光沢のあるリジットな物まで概ね何でもフルフォーカスした。
しかし、2500~6000倍のレンズではフルフォーカスよりも若干ズレた位置で止まるようだ。

倍率変更

倍率の変更は、一般的なSEMのように、コントローラのノブを撚るか、画面上の一覧から選ぶ。指定した倍率に最適なレンズが4本の中から自動的に選択され、さらにレンズ内の光学ズーム機構によって倍率が変わる。

VHX-6000までのシステムのように、レンズ(例えばスイングヘッドズームレンズ等)をユーザが直接触って倍率を変えるという事はなくなった。通常の使用ではレンズに触る事自体ありえないため、校正を頻繁に行わなくても、大きなズレは発生しないだろう。

レンズが切り替わる際、通常の光顕では光軸ズレによって観察位置がよくわからなくなる(SEMでも低倍モードから通常モードへの切り替えでよく起きる)という問題があるが、そこは上手く考えられており、光軸ズレをソフトウェア的に補正するユーセントリックシステムが存在する。ユーザは何も考えずに見たい部分をズームするだけで良い。

ただし、2500~6000倍のレンズではリング照明が使えず、同軸落射と透過のみになっており、2000倍までリング照明で見ていたとしても、2500倍で勝手に同軸光に切り替わる。このとき見え方と明るさが大きく変わり、オートフォーカス出来なくなるケースがあった。2500倍以上ではオートフォーカス自体上手く働かない時があるので、手動操作が増えてくる。

また他に気になった点としては、倍率が段階的に固定になっているという事がある。コントローラノブからしてカチカチと段階的になっているし、レンズ一つあたり5段階程度の倍率が設定してあって、合計で20種類くらいの倍率の中から選ぶというスタイルが取られている。

もちろん今までのマイクロスコープも倍率は段階的だったが、別にこのシステムならもっと細かく、例えば10倍毎程度の微細倍率設定が出来ても良いように思われる。

傾斜観察

マイクロスコープの多くは、鏡筒自体を傾ける事で傾斜像を得る事が出来る。本機もそのご多分に漏れず、当然傾斜観察が出来る。

VHX-5000の観察システム以降、鏡筒傾斜ロックに改良が加えられ、またスイングにスプリングが付いたため、不注意で倒してカメラユニットを壊すようなケースは減ったと思う。
本機で特徴的なのは、レゾリューションヘッドで鏡筒のフットプリントが強烈に大きくなっているにも関わらず、ユーセントリックシステムでレンズがステージに当たらないとか、倍率変更で回って当たったりするようなトラブルを防げている点だろうか。まったくもって、よく考えられているといえる。

撮影機能

4K解像度以外の点で大きく変わったのは、照明の方向を自動で変えて凹凸像を得るという、SEMの反射電子凹凸像のような画像が得られる機能がある。

標準の解像度

デフォルト解像度は実は4Kではなく、ドット数にすると2880x2160となる。撮影の際に4000x3000で撮る機能があるため、さほど困る事はない。この解像度ではスクロール等が素早く行え、画面のチラツキもほとんど起きないが、さらに解像度を下げてfpsを向上させるモードもある。

4K解像度

4Kでのスチルは高速に行える。レゾリューションヘッドのCMOSは1/1.7型の1222万画素であり、それ自体で4K解像度に対応しているため、200万画素程度の素子を使っていた旧機種のように画素ずらしで高解像度を出しているわけではないためだ。

Opt-SEM

オプトセム、と呼ぶ。SEMで反射電子像を得ると検出器の設定によって組成像と凹凸像を得る事が出来るが、その凹凸像に「似たような」画像を得ることの出来る機能だ。白黒にしてコントラストを高めると共に、リング照明の片射照明を用い凹凸に対する反射を自在に変えて合成することにより、照明を半球のどこに置いても対応する像が得られる機能・・・という認識でいるが、実際のところは定かでない。キーエンス営業もそう言っていたと思う。

反射率の低いリジットな凹凸物であれば、比較的SEM像に近いものを得られる。サンプルを色々変えてみたところ、透過性のあるもの、特に全反射角の大きいもの、また多結晶で乱反射のあるものなどは、像がぼやけてしまうためよく見えない。

通常の観察である程度輪郭が見えていたり、深度合成でコントラストが普通に見えるものでも、Opt-SEMすると輪郭がはっきり見えなくなるといったケースがあった。光の透過による悪影響が大きいと思う。

こういった点は、VHX-2000にあった青色LEDでの観察の方が、透過率を抑えられるため良いような気がする。また、簡易CLSM機能(レーザーコンフォーカル)を付けてみてはどうかと提案しておく。

加えて、処理時間が半端なく長く、失敗したときの時間的損失を考えると、おいそれとは使いにくい。というか、最初から低真空SEMで見ればいいだろ的な話になりかねない(そこでD500という手もあるが…)。

反射除去オプション

これもVHX-7000で初搭載された機能で、文字通り反射率を低減する。どうやって低減しているかというと、動作を見ている限り片射照明を変えていって一番反射していない画像を得る‥という事だと思うが断定はしない。

全反射しやすい材質には余り効果がなく、そうではない物において斜め角の入射に対して生じやすい局面部分の反射光などを抑制するには効果的なようだ。つまり、凹面になっているサンプルを見る場合や、表面光沢があるものを傾斜観察する場合に効果を発揮するようである。

HDR

HDR(ハイダイナミックレンジ)でもリアルタイムプレビューは行える。ただfpsが極度に落ちるため、スクロール(XYステージ)するとギクシャクした感じになる。この点は以前のVHXと変わっていない。画素数が上昇したわりには速いと思うが、ソフトウェア処理では難しいのだろうと推察する。

リアルタイム深度合成

リアルタイムといっても、HDRと同様に若干の待ちが生じる。また、ピントが合う深度もさほど大きくはない。高倍率にした際、被写界深度不足でボケが生じてしまう僅かな距離を補正するための機能と見て差し支えないだろう。

画像連結

IN点、OUT点を指定するといった旧来の方法以外に、低倍率で全体像を撮り範囲指定してから、高倍率で全体像を連結撮影するといった手法も使えて便利になった。レンズが変わっても撮影ポイントが変化しないのは、ユーセントリック機能の賜物だろう。

測長機能

測長についてはVHX-6000と変わっていないようなので割愛する。メニュー構造の変更でフルオート校正がしやすくなっており(従来の校正板を用いたオート校正も可)、測長前の負担はかなり減ったようには思うが、根本的なところはあまり変わっていないと思う。

ハードウェア構成

PCとしての性能

KEYENCEマイクロスコープはVHX1000以降、本体の内部にWindowsOSのPCを内蔵する構成となっており、本機も例外ではない。OSはWindows10で、CPUは7世代のCore i7を搭載し、メモリはDDR4で32GBと、ハイグレードなPCレベルの構成になっている。以前のマイクロスコープではここまでハイグレードな構成は行っておらず、メモリ量も同年代の標準的なPCより劣っていたはずであり、やはり4K解像度に対応するための対策と見るべきだろう。

大変残念なのは記憶媒体がHDDである点。2.5インチの1TBのHDDを内蔵しており、起動速度が非常に遅い。なぜSSDにしなかったのか、信頼性を巡って社内で議論が分かれたためだろうか?それならRAID 1構成にするなり何なり、色々とやり方があったのではないかと思う。

またグラフィックはCPU統合型のHD Graphicsであり、様々な演算はCPUに頼っていると考えられる。

その他の構成

大きく変わった点としては、コントローラ側についていたランプハウスがなくなり、ヘッド側に移動した点がある。そのため、あの太いライトガイドや同軸光導入のアタッチメントなどが不要となり、非常にスッキリした見た目になった。

ライトガイドがあまり太くないVH5500等を除いて、KEYENCEのVHXシリーズのマイクロスコープを使った事がある人なら、あの強烈に太くて取り回しのしづらいライトガイドは、快くは思っていなかっただろう。それが、レゾリューションヘッドへの信号用ケーブル1本になってしまったのだから、取り回しの良さは絶大だ。というか、ケーブルに一切触らなくて良くなったので、壊れやすそうな部分がなくなっているというのも大きい。

他の変更点として、カメラユニットのコネクタが2つになっている。これはレゾリューションヘッドを使っている場合に、超深度レンズ(というか低倍のSEM)D500向けのカメラユニットが共用出来ないためだと思われる。

D500を併用するなら、レゾリューションヘッド用のコネクタと別のところに挿せばいい。いちいち外したりする必要はない。

総評

価格についてだけ言えば、VHX-6000から2割強の上昇であり、正直お買い得ではない。また倍率だけ見れば、ハイロックスのRH-8800が5000倍まで見れるわけで、価格もRH-8800の方が安価だし、メリットはない。

しかし、撮像素子の高画素化によるデフォルト解像度の向上や、4K画質での撮影、シームレスなレンズ切り替えを実現しているユーセントリックシステム、高倍率時もレンズと試料の接触が起きないようにしているサイドカメラシステムなど、便利に安全に使えるという点において、これまでのマイクロスコープ製品とは一線を画すと断言出来る。

また、ここには書ききれなかった機能が様々に存在し、人によっては、それが素晴らしく使えるものであるケースも多いと思われるので、ぜひ装置デモをしてみるべきだと思う。

これほど優秀な光顕はかつてなかった。惜しむらくは記憶媒体SSDでなく起動に時間がかかるという点、あとはHDRやOpt-SEMシステム、深度合成を組み合わせた場合の処理の遅さくらいだろう。

ぜひとも今後のバージョンアップでは、RAID1のSSD化を行うとともに、画像処理・動画処理のCUDAアクセラレーションにて、リアルタイム性を確保していただきたいと考える。

知的障害者が存在しなければならない理由

植松聖は聖人なのか?

植松閣下のお言葉

「障害者が人間ならば、彼らが罪を犯した時同様に裁かれるはず」
「知的障害を理由に裁かれないという事実は、彼らが人間ではないことを証明している」
「氏名が公表されず遺影もない追悼式は、彼らが人間として扱われていない証拠と考えております」
「私は介護施設で、数年間現場で働いてきた」
「彼らが家族や周囲に与える苦しみ、そして使われる膨大な費用、職員が置かれている過酷な労働環境を見てきた」
「あなた方はなぜ、施設に足を運んだことすら無いのに、理想論をさも正論のように述べることができるのか」
「あなた方は一度でも介護に携わったことがあるか?少しでも現場を知れば、介護は綺麗事だけでは無いことがわかるはずだ」

一見すると、ごもっとも。しかしこれは、かなり一方的な見解だと私は思う。

知的障害者の存在意義

感情論はさておいて、池沼は「生きるに値しない命」ではなく、しっかりと存在価値があると私は思う。

その最たるものは利権だ。日本には障害者基本法や障害者総合支援法という法律があるし、国連は「障害者の権利に関する条約」を発布しているし、ここらへんでメシを食っている官僚や自治体の要職、そして数多くの民間企業がある。池沼は身障より手間がかかり、カネもかかる。だからこそ、多くの利権が生まれる。そういった人々にとって池沼は飯のタネなので、勝手に粛清してはいけない。

介護士ごときが苦労しようが、生んじゃった家族が泣こうが喚こうが、利権の前にはハナクソ以下だ。
平成30年度の障害保健福祉関係概算要求は1兆8666億円。毎年1000億円規模で増えている。
B-CASカードをクラックしたやつの顛末がどうなったかは、よくご存知だろう。利権に楯突く事は万死に値するのだ。

2019年 石垣島、西表島、与那国島の携帯電話回線・モバイル回線速度

はじめに

2019年3月末、1週間ほど有休を取って八重山諸島に旅立った。この旅の目的は来月には消えてしまう有休の消化とか色々あったが、ひとつ、とても気になっていた事を確かめるというのもあった。それは、最果ての地での携帯電波状況というか、ぶっちゃけ携帯電話回線、つまりモバイル回線の速度ナンボ出るのか?というもの。今回はドコモとソフトバンクについて見てみる。
ググってみても、沖縄本島や石垣はともかく、西表島は0.5Mも出ないという2014年当時の記事以外さっぱり。5年前と今では相当違うはず、と思いつつ、スマホを3台持って旅に出た…はずだった。

au忘れました

沖縄本島に着いて初めて気づいたが、auというかUQ入れてるスマホAQUOS R compact)を忘れて来てしまった。帰ってきて確認したら机の上に放置してあった。というわけで、今回はdocomoキャリアとSoftbankキャリアだけということで。一応、au基地局とかは調べられるとこだけ調べてきた。スマホは、docomoがiPhone8、SoftbankがPixel3。Pixel3はSoftbankオールバンドではなくB11だけ抜けているが、レアバンドなので気にしない事に。なおMVNOでは測らなかったが、キャリア回線速度で頭打ちになるので、測っても意味はないと思う。

那覇空港の何だこれ

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いつものように那覇到着後の待ち時間はANAラウンジでドヤリングもといWeb確認(行きは写真撮り忘れたため帰りに撮ったもの)。さてここでの速度はというと

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なんと・・。docomoが245Mbps、Softbankでも189Mbpsという、めったに見ない異様な速度。CA状態を見るとB42が飛んでおり、ナンチャッテ5Gの凄さを感じた。

石垣島

石垣島の通信環境は総じて良くなっている。固定回線もフレッツ光があり、ホテルではどこでも50Mbps~の速度が出るし、モバイルでも20~50Mbpsは出るようだ。

石垣シーサイドホテル

今回の石垣島での宿は、有名な川平湾の裏手(こちらも底地ビーチという海岸)にある、石垣シーサイドホテルのコテージだ。
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ここでの速度は、というと。

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docomoが36.6Mbps、softbankが46.9Mbpsと、softbankの方が速かった。基地局との相対距離等によるのだろうか。

離島ターミナル

石垣島では、川平湾の遊覧船乗り場や石垣鍾乳洞前、そして空港などいくつかのポイントで測定したものの、docomosoftbankも大した速度差にならず、概ね40~50Mbpsといったところだった。石垣の次の予定地である西表島へ渡るための離島ターミナルでの速度を載せておく。
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docomoが53.1Mbps、softbankが48Mbpsとあまり変わらない。もっともsoftbankPingは遅いしジッターも酷いのでレスポンスは良くない。またマルチ測定しているのにB1を掴みっぱなしでB8に切り替わらず、飛行機飛ばしてやらないと異様に遅い場合が結構あった。

西表島

西表島では、キャリアによって大きく差が出た。理由としては基地局の質の差というか、softbank基地局をかなりケチって作っている(電柱やら建物の屋上やら)ため、山がちな地形では非常に不利になるという事が大きい。しっかりタワーを立てているdocomoは、概ねどこでも15~50、最大で120Mbpsも出た。同様のタワーを立てているauも、今回は測っていないものの、docomoクラスの速度だろう。
西表島の固定回線は、2018年夏頃以降にやっとフレッツ光が整備されはじめたらしく、まだ対応していないエリアが多い。そんなわけで、西表島は固定回線よりモバイル回線の方が速いという特殊な状況になっている。

西表島・上原港

安栄観光の高速船で、西表島に渡る。
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上原港には宿やレンタカー会社の出迎えがひしめいていた。バスに乗り込む前に速度テスト。

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ここではsoftbankの方が頑張っている。これは期待出来るなぁとバスに乗り込みレンタカー屋を経由して、宿泊先のホテルニライカナイ西表島に向かう。

ニライカナイ西表島

このホテルの近辺は、事前情報でsoftbankが圏外というのがあったので気になっていた。
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現地スクショを忘れたので、履歴から呼び出してスクショした。なお、部屋の中だとsoftbankが本当に圏外だったので、ホテルの外に出て測定した。

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docomoは上原港と大差ない速度だが、ハゲsoftbankはアップロードがほとんどロスっている。翌日ぶらぶらしながら基地局を探してみようと思いつつ、今日は地元の郵便局で荷物受け取りに出かける(石垣島から局留めでダイビング器材を発送していたので)。

スーパー星砂

郵便局の近所に、ブログ等で有名な食料品店があったので入ってみる。
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石垣島に比べるとだいぶ高いものの、そこらのコンビニと同じような品揃えをしている。なおこの西表島にコンビニはない。
さて、速度の方だが

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なにぃー。docomo111Mbpsだと?ウチの近所こんなに出ないぞ。softbankも55.5Mbpsとかなり健闘している。使用者が少ないからなのか、何なのか。付近の山の上に、docomoauとおぼしきデカい鉄塔が立っている。おそらくauも100Mbpsくらい出るだろう。

浦内川遊覧船乗り場

これもよく旅行日記などに出てくるマリユドゥの滝・カンビレーの滝見学ツアーの発着場所である、浦内川遊覧船乗り場に来てみた。
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ここでもdocomoは86.9Mbpsも出る。softbankも23.3Mbpsだ。

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ニライカナイ西表島周辺のsoftbank基地局

さてニライカナイ西表島周辺ではなぜsoftbankの速度が出来ないor圏外なのかを調べてみる。
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まずアプリで基地局情報を調べてみる。ホテル前ではBand1で繋がっているのが分かる。この田舎ロケーションでB1というのは不自然なので、おそらく3G基地局の転用だろう、というのは置いておいて、マップで見てみるとさほど遠くない距離(2.7km)にあるのに、信号強度(RSRP)が-117dBmとかなり弱い。ハゲは往々にして公開情報と異なる位置に基地局があるというケースがあるため、本当にこの位置に基地局があるのか行ってみた。
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ロケーション地図では、この位置にあるはず・・だが、どこにもない。やはり場所が違うんだろう、と思いつつ周辺を探してみると
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ずいぶん離れた住宅地の一角(青丸の位置)でようやく発見。いくらなんでも離れすぎだろう。ニライカナイ西表島まで5km以上だし、住宅地だし、見通しが取れない地上高の電柱アンテナで高周波数のBand1。これでは圏外になるのも当たり前だ。
ちなみにこの近所の別基地局は、というと、ニライナリゾートの近所の商店前に
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電柱オムニを1本発見。しかしこれの周波数はLTE700つまりBand28。レアバンドなので対応機種が限られる。非対応機種であれば当然圏外になるわけで・・。なぜメインのプラチナバンドであるBand8を置かないのかまったく謎だ。

船浮集落~イダの浜

今日は、白浜の港から船浮集落まで船で渡り、そこからイダの浜まで歩いてみる。イダの浜は、船をチャーターしなくても行ける場所としては国内最果ての地で、人工物がほぼ何もないところと聞いている。
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船乗り場の白浜港で時刻表を見ると、1日5便のようだ。出港までしばらく時間があるので速度チェックしてみる。
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docomoで91Mbps、softbankでも30Mbps弱となっている。白浜港は問題なさそうだが、船浮集落はどうだろうか?気になる。
それでは船で渡ってみよう。船浮集落は古くからある集落で、南の島の小さな村という雰囲気を醸し出している。
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ここでの通信速度は、というと
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softbankがいきなり圏外。やっぱりハゲだもんなぁ。ではdocomoはといえば、
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おおっさすがはdocomo。20Mbpsも出ている。白浜港の基地局だけでこんな遠くまで届いているのかと思ったら、
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集落内にちゃんと基地局があった。なんというか、docomoの凄さを改めて見せつけられてしまった。
ちなみに基地局は、auのもちゃんとある。docomoのは海岸線だが、auは山の中というか貯水塔の上に間借りしているようで
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こちらの方が地上高が高いから、おそらくdocomo以上の速度が出るだろう。
船浮集落からイダの浜まで歩こう。ゆっくり歩いて15分くらいの距離だ。
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イダの浜は真のブルーオーシャンだ。石垣島でいうと川平湾くらいの青さ。ここで天気の良い日に泳いだらどんなに素晴らしい事か・・。
なお、この写真はドローンのDJI Mavic2 zoomで撮影しました。
さて、docomoの速度だが・・・
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うおーすげー。こんな地の果て(失礼)でも30Mbpsも出る。au基地局から見通しが効くポイントなので、docomo並かそれ以上に出るはず。
写真を撮り忘れたが、イダの浜付近にはdocomo光ファイバーが埋まってるので注意という看板があった。この先は、網取というチャーター船以外では行けない場所があるのみ。どういう経路でどこと繋がってるのかまったく不明。

ということで、船浮集落~イダの浜は、docomoauであれば問題なく通信できる。softbankは圏外。ハゲをメインに使ってる方はご注意を。



残りは後日更新。

人を頼る処世術

世の中には、顧問という立場の人が多く居る。やくざの顧問とか、顧問弁護士というのは違うが、定年退職した方たちが経営顧問とか技術顧問とかになっている、あの顧問である。
いわゆるアドバイザー的なポジションというと分かりやすいと思う。こういった立場に就く人はそれなりに社会的地位があった人々が多い。もちろん天下り的に単に顧問料、ようはカネが欲しくて名前だけ貸しているように思われる場合もある、が、そうではなく、大した顧問料も貰わず、下手をすると自腹で交通費など負担して顧問をしている、という方が多い。

なぜ、自腹を切ってまで顧問などするのか?

憶えた事を他人に伝えたい

そういった顧問の多くは、自分が経営畑や技術畑などで経験し、憶えていった知識を、第三者に伝えたい、という想いから、顧問になっているケースが多いように思う。
現役時代は地位があり、組織内外のいろいろな人々と接し、時には意見を求められ頼られていた、それが退職を境になくなってしまう、その事に寂しさを覚えた人が顧問になっている。

頼られる事が活力になる

頼られ意見を求められる、この事は、若いうちは煩わしく思う事が多いだろう。そんなもの、自分で考えろ!と言ってしまいたくなる。ところが歳を取っていくと次第に、頼られるということが嬉しく、気持ちよくなっていく。頼って貰う事が生き甲斐に、活力になる。それが絶たれるのが退職の瞬間だ。

頼る人間は少ない

ところが、いざ顧問等になってみても、アドバイスを求めてきたり、意見を欲したり、頼ってくれる人間というのは実は少ない。もちろん、カネやコネを求める輩は多いだろうが、彼ら顧問が欲しているのは自分の人生、生き様を聞いてくれる人間であって、カネやコネなど念頭に置いて話しかけてくる輩はゴメンだろう。
そういう下心のある場合を除けば、大半の若者たちは、ジジイの話なんかめんどくさくて聞いてられるか、というスタンスだから、まともに頼ってくれる人などほとんど居ないのだ。

寂しさの恐ろしさ

人間というのは、とても弱い生き物だと思う。顧問として、今まで関わっていた組織とは別のところで活動し始めても、たいていの組織人は外から来た人をまず嫌がる。それが偉そうな指摘や長ったらしい話をする爺さんなら尚更、といったところで、顧問達と積極的に関わろうとする人間はあまりに少ない。

そうなると、どうなるか?

多くの顧問は、とても寂しい思いをする。ここの組織でも自分の気持を受け取ってくれる人間は誰も居ないのか!
寂しい、悲しい、そんな気持ちになっていく。次第に口を閉ざし、関わるのをやめていってしまう。退職後一気に老け込んでしまうというのは、そういった理由が大きいように思う。

頼る処世術

もうお分かりかとは思うが、こういった顧問たちと積極的に関わる事こそ、重要な処世術であると私は思う。
ゲスな話は敢えて書かないでおくが、使い方によっては恐ろしい力になる。
とはいえ、彼らは人を見抜く目はしっかりと持っている。知情意といった事を説く方もいる。彼らに魅入られるために必要な事は、よこしまな考えを抱かない事だと思う。

Windowsのエクスプローラと馬鹿な上司の共通点

私は普段、デスクトップにファイルを並べると言うか、仮置きしておく癖がある。その後、重要だと思ったものはクラウドのフォルダに入れるなり何なりするが、さして大事でもないものは、そのまましばらく置きっぱなしになる。ある程度時間が経って埋まって来たら、NASのバックアップフォルダに日付のフォルダを作って、全部放り込む。後で必要になるかもしれないからだ。

先日もそんな作業をしていて、ふと思った。

ファイル転送中の「無駄なサムネイル処理」

ご存知の通り、Windowsエクスプローラでファイル移動をすると、移動先のフォルダでサムネイル処理が行われる。いわゆるファイラーなどめんどくさくて使ってられないと思う私としては、いつもエクスプローラで移動させてしまう。
このとき、移動先フォルダを表示させたままにしておくと、移動中にもフォルダ一覧やサムネイル作成が行われる。移動先がSSDだったりしたら大した速度低下にはならないが、NASのように低速のメディアだとそれなりに遅くなる。

馬鹿な上司にそっくり

このエクスプローラの動作を見ていて、ハハァ・・・と思ったのが、進捗確認を密にするように!ほうれんそう!のような馬鹿な上役によーく似てるなぁ、という事。
要するに、ファイル移動は何事もなく行われているのに、その真っ最中にフォルダ一覧やらサムネイル作成やらしたら、ファイル移動は一時止まったり遅くなったりして当然だからだ。
「何々の件、どうなった?」「途中経過でいいから報告して」云々上司に言われて手を止めている部下そっくりではないか。

対策もそっくり

もちろん、Windowsエクスプローラにそういった動作をさせないようにする方法もある。対象フォルダでなく、3つくらい上層のフォルダに切り替えておくか、フォルダを閉じてしまえばいい。
これも馬鹿な上司対策とそっくりだ。机の上に資料を置かない、置くときは関係ない資料を上に置いて目隠ししておく、報告の段になったら「見せても文句言われないように余計なところは削る」などなど。

馬鹿な上司は仕事を遅くさせている

ウチの上司(私自身も中間管理職だが)は幸いな事に放任主義で、やってる最中にあーだこーだ言わない。月例MTGで報告はするが、このときは余計なところを削除したものだけ見せるので、やはり異様なツッコミは来ない。
新人のときには、ほうれんそうだの何だの、ウザい事をいっぱい言われた。そのたびに仕事を止めて、データを全部見せて余計怒られたりした。必要以上に進捗を要求する上司は害悪でしかないと思う。

もちろんWindowsエクスプローラも同様に。ファイル転送終わってから一覧なりサムネイルなり勝手にやってほしいものだ。

石垣島(離島)にゆうパックを出してはいけない

年度末で空き時間が結構取れたので、八重山諸島石垣島西表島)にダイビングに行くことにした。本州はこの季節、ドライスーツでも持ってないとまだまだ寒い。私が持っているのは3mmと5mmのウェットスーツだけなので、沖縄以南でないとまだ難しい。

嵩張るものは宅急便で

普段はだいたいどこに行くにしても、クルマ以外のときは、荷物をまとめて宅急便で送ってしまう。特にウェットスーツというのは結構嵩張るもので、単体で箱詰めしても120サイズでは厳しいくらいの大きさになる。単体でスーツケース1個締められてはたまらないので、今回も宅急便で送る事にした。

問題は料金で、離島だとクロネコも佐川も結構高い。そこで今回はじめて、ゆうパックを利用してみた。概ね1500円ほど安く済んだ。

ところが・・・。

航空便の対策はしていた

送ったのは、今月11日。今日、石垣に出発して明日潜る予定なのに、滞在先のホテルにまだ届いていない。
事前情報で、ゆうパックは電池やスプレー缶など航空輸送禁止品を入れていなくとも、品名を具体的に常識レベルでしっかり書かないと船便変更されてしまう、という話を聞いていた。そこで、荷物の中には着替えとウェットスーツ、及び着替えをまとめたスーツケースのみ入れ、カメラや他の軽器材はハンドキャリーで行く事にした。カメラは電池を抜けば良いらしいが、勘違いされたくないので入れないでおいたし、航空輸送禁止品が入っていないか、ダンボールに詰める前に2回確認した。品名は次の通り。

衣類、ウェットスーツ、スーツケース

これで大丈夫か?と郵便局の窓口で何度も確認した。これなら大丈夫だと局員も太鼓判を押した。加えて、配送の履歴情報のどこにも「通過(車又は船輸送に変更)」という文字は入っていなかった。なので少し安心していたのも悪かった。

それでも船便変更されてしまった

にも関わらず、問い合わせた結果、船便に変更された事が分かった。船便では概ね7日以上はかかるようなので、もう間に合わない。
電話口の局員に対して、何が理由なんだ?何がまずかったんだ?と散々訊いたものの、分からないの一点張り。
荷物が問題なくとも、天候次第で船便はありえるが、今回は飛行機の欠航も出ていない。数日前から確認している。

可能性として、次のようなものを指摘された。

品目にあるウェットスーツが、ボンベを連想させるのではないか?

X線検査で、航空輸送出来ないような物の影が写ったら、船便変更される

めちゃくちゃだ。「ダイビング器材」とか適当な事を書いていたらシリンダー(ボンベ)入ってると思われてしまうかもしれないが、ウェットスーツからどうやってシリンダーを連想させるのか、意味不明だ。
他にも例えば、スーツケースのキャスター部分が丸いから、それがスプレー缶のように写ったらアウトなのでは・・・とのこと。
そういうとき、クロネコや佐川は電話連絡してきて、開封して確認して良いか訊いてくる。それで確認されれば航空輸送される事になるが、郵便局はそういうことを一切やらないらしい。

絶対に、離島にゆうパックは出さない事

普段私はゆうパックをあんまり使わない。現金でしか払えないからだ。クロネコなら電子マネーで払えるし、Web登録で送り状も書かなくて良いので楽に利用できる。ただ、離島は結構高いので、今回に限ってゆうパックを利用した。

これが大いに仇となってしまった。金輪際、二度とゆうパックを使うことはない。どこに送るにしても、だ。私は高身長すぎて既製のレンタル品等のウェットスーツは着れず、特注のものを使っているため、たとえダイビングのメッカであろうともレンタルは不能。スーツなしでファンダイブを請け負ってくれるショップもなく、今回は行くには行くがダイビングは見合わせるしかないという最悪の事態になった。

おまけに着替えまで別途用意しなくては。本当に最悪だ。こちらがどんなに気を使っても、お役所仕事でハイ駄目と言われてはどうしようもない。

4月発表の携帯各社料金の予想 完全分離でどう「高くなるか」

今国会に提出された「電気通信事業法の一部を改正する法律案」。3月中は間に合わないので4月に審議して5月に通るだろうという見方が一般的。その後、政令省令を作って8月か9月に施行される見通し。これで、例えばdocomoの料金プランはどう変わるか?

◆通話料金
5分定額  1700円
完全定額 2700円

◆パケット料金
1GB  1700円
3GB  5500円
20GB 6500円
30GB 7500円

こんな感じになるように思う。全然変わってないじゃないか、と思われるかもしれないが、その通りだ。そんなにガラっと変えられるわけがない。これに端末代金を乗せたら激高になる・・・と思われるはずだが、そこは上手く回避してくるはず。それについて述べてみたい。


国の方針

法改正の要点を箇条書きにすると、

  • 「端末の購入を条件とする通信料金の割引禁止」
  • 「通信契約の一定期間の継続利用を条件とした、端末代金の割引禁止」
  • 「販売店は全部国に届け出が必要」

ようは、端末と料金の抱き合わせ販売で割引することを禁止にするとともに、販売店が独自にやった等と言い訳出来ないようにもする、という感じ。ここの抜け道は、「抱き合わせ販売は駄目」という点にあるように思う。逆に捉えれば、

  • 「端末の購入を条件にしないなら、通信料金割引OK」
  • 「通信契約の一定期間の継続利用を条件とした、通信料金の割引はOK」

ということになる。ここが抜け道になるだろう。


実質的に「安くなる事はありえない」

国や総務省の方針に両手を上げて従ってたら大損になってしまうので、安くするということはありえない。問題は、どうやって高くするか、である。

4割安くなるプランの新設?

まず、菅が言い放った「4割安くなる」への対応。お国の方針には逆らいませんよ、というパフォーマンスは必要だが、実質これは行わないのではないかと思う。もちろん、段階的課金プランで最低料金を下げてくる可能性はなくはない。が、後に述べる方法で通信料金を見かけ上、安くすることが出来るので、特に対応する必要はないかもしれない。


抱き合わせ販売NGなら、抱き合わせ「利用」はどうだ?

ここが、端末代金を値引くカラクリになる。ようは、特定の端末を利用したら通信料金が安くなる、というふうに変更すれば良い。販売ではなく、利用・使用だ。

端末は1~2割引で普通に買わせる。そして端末のIMEIを記録しておいて、そのIMEIからの利用料金を2~4年限定で4割引にし、2~4年使ったら実質0円になる。

もちろん一度契約を切ったり、他の機種に変更した場合は、料金割引終了になるし、他の端末を使った場合は一切割引されなくする。


販売でなく利用で回避出来るザル法

法律の要点は、建前上の販売を前提にしている。法律案にも次のように書かれている。
総務省|国会提出法案

その移動電気通信役務の提供を受けるために必要な移動端末設備となる電気通信設備の販売等に関する契約の締結に際し、利用者に対し、電気通信事業者間の適正な競争関係を阻害するおそれがある利益の提供を約し、又は第三者に約させること。(をしてはならない)

これは「販売すること自体」を割引の条件にしてはならない、という意味なので、「定価で別途買った端末の使用・利用を前提にする」ということであれば良いことになる。もちろん、実質的には「販売」を前提にしているものの、契約上は「利用・使用」を前提にしているので、法律を回避出来てしまう。
キャリアの販売員にも「この端末買えば安くなりますよ」という謳い文句をNGにして「この端末を利用すれば安くなりますよ」と言うように指導する。これで回避出来るザル法なのだ。


解約金以外での縛り

現在は、2年なり4年使わないと違約金が発生する。最低利用期間1年などというのもある。これが出来なくなるので、別の事で縛らなくてはならない。そこで先程のIMEI作戦だ。

一度でも解約したり、他機種に乗り換えれば、1~2割引で買った端末が「ゴミになる(通信料金割引されない端末になる)」

という事であれば、簡単には解約しないだろう。それこそ大損だからだ。
加えて、中古端末市場の活性化も避けられる。中古で買った端末では割引が効かないのだから、MVNOで使う以外はまったくのゴミになるし、キャリアで買った端末を売ろうとする人間も減らせるし、一石二鳥だ。


IMEI縛りはSoftbankがすでにやっている

IMEIで縛る、という手法は、SoftbankAndroidスマホですでに行っているものだ。契約時以外の端末を使うと料金が高くなるのではなく、パケット通信自体が出来ない。docomoがこれをそのままやったら総務省が黙っていないだろうが、通信料金割引を効かなくするくらいであれば、当面はお目溢しして貰えるだろう。


完全分離で逆に高くなるのは間違いない

こうしたシステムの新規導入に関わる費用も上乗せされるだろうから、安くなるということはまず100%ありえない。普通に契約したら1~2割高くなるだろう。そして、上記に述べたシステムによって、現在のシステムが上書きされるだけになり、実質的には何も変化しないはずだ。一括0円が出来なくなる程度か。

以上の事は私が適当に考えただけのもので、キャリアの内部情報などではない。が、あの法案の文面を見たらパッと思いつく内容である。
法律には常に抜け道が用意されている。法案作った奴もこんなことは重々承知の上でやっている。所詮出来レースでしかない。